とにかくTOEICのリーディングの読むスピードを何とかして上げたい!
そう思っている人に絶対オススメの本を紹介します。
どうも、Eテキ!管理人のヒロポン(@E_Teki_2019)です。
今回は僕にとってTOEIC900点を達成するための最大の助けとなった、思い入れのある参考書を紹介します。
それが「TOEIC L & R TEST 読解特急5 ダブルパッセージ編」です。
※僕が使っていたのは旧版ですが、リンク先は最新版となっています
この「TOEIC L&R TEST 読解特急5 ダブルパッセージ編(以下「読解特急5」)」は、TOEIC受験者にとって非常に厄介な、Part7の「ダブルパッセージ問題」のみを徹底的に対策した参考書となっています。
今では「トリプルパッセージ問題」までありますが、コンセプトとしては同じですので、こちらでも対応可能かと思います。
そしてこの本は、とにかくPart7の「読むスピードを上げる」ことに特化した参考書なのです。
読むスピードが遅くて悩んでいる人は、ぜひこの記事を最後まで読んでみて下さい。
基本情報|TOEIC L&R TEST 読解特急5 ダブルパッセージ編
「読解特急5」は、コンパクトな新書サイズの中に、Part7のダブルパッセージ問題が20題・合計100問が収録されています↓
各設問には、こうしたトーク形式の非常に丁寧な解説が付いています↓
特急シリーズではお馴染みの、神崎先生とTEX加藤先生によるTOEICを知り尽くした上での解説が全ての設問に付いていますので、分からないところをじっくりと理解することが出来ます。
また、巻頭にはこの本の最大のポイントである、wpm換算表と、wpm記録のための「進歩のグラフ」が付いています。
wpmってなに?
説明します↓
英語を読むスピードの指標|「wpm」とは?
wpm(=words per minute)とは、1分間に読める単語の数のことで、ネイティブの大人の平均がだいたい300wpmと言われています。
ちなみにTOEICを時間内に解き終えるのに必要なwpmがだいたい150wpmと言われており、この本のwpm記録用のグラフでも150のところにラインが引いてあります(ちなみに僕のグラフが真っ白なのはコピーして使っていたから)。
なので、まずは150wpmを目指して頑張りましょう。
時間を計って解くなら、別に他の参考書でもできるんじゃないの?
そう思われるかも知れませんが、wpmを測って記録するには、問題文の語数を把握する必要があります。
この「読解特急5」では、問題文の語数が全て表示されており、また、各問題を何分で読めたかを計れば、簡単にwpmが計算できるようになっています(なお、時間を測るのは読む時間だけです。問題を解く時間は含めません)。
他の参考書でも、問題文を読む前にいちいち語数を数えればwpmを計測できますが、めんどくさいですよね…。
ちなみに、勉強するときに時間を測るのに、スマホのタイマーでは使いづらいので、卓上タイマーを使うことをオススメします。
僕はこれを愛用していました↓
とことん使いやすい工夫がされている
このように、簡単にwpmが計測・記録できるように工夫された「読解特急5」ですが、この本には他にも他にも勉強しやすくするための工夫がされています。
このように、答えが設問ごとに離れて記載されており、しかも黒地にグレーの文字で、あえて見えにくく印刷されているので、ある問題の答えを見た時に、不用意に他の問題の答えが目に入りにくいように工夫されているのです!↓
このため、時間の無い時でも、1問ずつ答え合わせをしながら解く、というやり方が可能です。
答えがまとまって記載されていると、全部の問題を解いてからじゃないと答え合わせが出来ないんですよね。
この点はスキマ時間の勉強には、非常にありがたい気遣いです。
TOEICリーディングの「読むスピードを上げる」には
この本はwpmを計測することで自分の読むスピードの成長を記録できる、というのがコンセプトですが、では「読むスピードを上げる」ためには具体的にどうしたら良いのでしょうか?
この本の冒頭に、個人的にとても共感できることが書いてあります。
たとえば、対策本や模擬問題集をやらずに受けて、Part7で48問中24問正解だった人が(中略)問題のパターンと解き方のコツを把握するように努めれば、Part7の正解数を30問前後まで伸ばすことは難しくありません。
ただ、短期間に伸ばせるのはその辺までです。そこからさらに伸ばすためには、リーディング力とリーディング力の基礎を支える語彙力・文法力をつける必要があります。
問題の答えを探す練習だけしていても、リーディング力は上がりません。英文を読んで理解する練習もやってください。
僕はこれに強く共感します。
早く読む、読むスピードを上げる、とは、ただやみくもに知らない単語を飛ばしたり、設問に関係ありそうなところだけを飛ばし読みすることではありません。
早く読むとは、一言でいえば
「英文をいちいち戻って読まずに、そのままの語順で読めるようになる」
ことです。
この、「英文をそのままの語順で読む」というアプローチは、いろんな参考書や英語上級者によって提唱されていますが、やろうと思っても口で言うほど簡単ではありません。
それをやるためには、十分な「文法知識」の蓄積と、英文への「慣れ」が不可欠だと、僕は思います。
ただやみくもに飛ばし読みするのは「読んでいるようで読めてない」のです。
それでは正答率が上がらず、早く解き終わったとしてもスコアは上がりません。
「TOEIC800点台から900点台突破への鍵は『精読』だった」という記事でも書いたとおり、僕は800点台から900点台に伸び悩んでいた頃に、まさにこの「読解特急5」を使ってトレーニングしました。
- もはや知らない単語はほとんど無い
- なのに間違える
なぜだ?と思い、それまで「早く読もう」「設問に関係あるところだけを探そう」としていたのをスッパリとやめ、問題文をまず最初から最後まで、じっくり読むやり方に変えたのです。
そして、読んでいて意味が読み取れなかったとき、日本語訳を見て「そういう意味か〜」で終わらず、なぜそういう意味になるのか、なぜ自分は読み取れなかったのか、を一つ一つ分析して必ず明らかにするようにしました。
- 文構造が把握できていなかったのか?
- 自分の知らないイディオムがあったのか?
こうした分析をとことんやることにより、「文法知識」と「慣れ」が蓄積され、英語をそのままの語順で読むことが出来るようになり、結果として飛躍的に読むスピードが上がりました。
逆説的ですが、そんな地道なトレーニングによって、ついに900点の壁を越えることが出来たのです。
まとめ|900点に伸び悩んでいる人にぜひオススメしたい
少々アツく語ってしまいましたが、この本は僕が900点を超えるのに貢献してくれた、思い入れのある本なのです。
世の中には「良書」と呼ばれる本がありますが、この本は間違いなくそれに値すると思います。
どうしても900点が取れない、リーディングのスピードを上げたい、という人は、ぜひ試してみてください。
というわけで、ヒロポン(@E_Teki_2019)でした!
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