TOEIC文法問題(Part5)対策の決定版|「TOEIC L&Rテスト 文法問題でる1000問」

この記事ではTOEICで俗に「文法問題」と呼ばれているPart5を徹底的に対策するためのテキスト「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」を紹介します。 

TOEICのリスニングや長文問題では、焦りや緊張によって本来の実力が出せないという事がありがちなのに対し、Part5の文法問題は「知ってさえいれば解ける」問題ばかりです。 

そのためPart5は勉強したことがそのままスコアに繋がりやすいPartだと言えます。 

是非とも全問正解してスコアの底上げを目指しましょう。 

今回紹介する「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」は「金フレ」でお馴染みのTOEIC満点常連講師、TEX加藤さんが長年の研究を元にまとめた予想問題が1000問以上も収録された、まさにPart5攻略の決定版なのです。 

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「TOEIC L&Rテスト 文法問題でる1000問」|基本構成 

この「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」では、Part 5の文法問題を全部で7つのパターンに分類し、パターンごとに文法の解説と、本番そっくりの模擬問題が大量に掲載されています。 

全パターンを通して収録されている模擬問題は合計1049問! 

かなりボリュームがあり、それだけ分厚いです。 

そのためPart5だけの対策本でありながら、TOEIC参考書としても大きめのサイズとなっています。 

本体のサイズが大きいため、巻末に本体に収録された1049問の問題をシャッフルして全て掲載した、別冊の「文法問題1000本ノック」が付属しています。 

これなら分厚い本体を持ち歩かなくても、たとえば通勤電車の中で1000本ノックをひたすら回答して、家で間違えたところだけ答え合わせする、という使い方が可能です。 

このように「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」は、良質な問題がたくさん掲載されているだけでなく、勉強するシーンまで想定して使い勝手よく作られた、非常にありがたいテキストだと言えます。 

TOEICの文法問題をパターン別に網羅 

なお、この本でのパターン別の分類は以下のとおり↓ 

  • 第1章:品詞問題 
  • 第2章:動詞問題 
  • 第3章:前置詞or接続詞問題 
  • 第4章:代名詞問題 
  • 第5章:前置詞問題 
  • 第6章:関係詞問題 
  • 第7章:ペア表現・語法・数・比較問題 

7つのパターンごとに、まず解き方を文法のルールとともに解説してあります↓ 

その後、解き方を実践するための、TOEIC本番そっくりの練習問題が膨大な量(全1049問)で収録されているのです↓

実際、Part5の問題パターンはそんなに多くなく、このテキストで紹介されている解法を学べば問題を見た瞬間に正解できるものも多いです。 

紹介されている文法ルールは文法書を読めば書いてある事ばかりですが、TOEICで出題される形式にちなんでピンポイントでコンパクトに説明してくれています。 

対象は、「基礎を学習済みの人」 

なお、このテキストでは対象を「高校基礎レベルの文法や基礎単語を理解できている人向け」としています。 

高校レベルの基礎的な文法ができていない人は、別途文法の基礎テキストを学習することをすすめています。 

TOEICでは当然、Part5以外の長文問題やリスニングにも正解しなければならないわけですから、基礎的な文法が不安な人は、体系立てたテキストで一通り学習した方が良いでしょう。 

「不正解の理由」を詳しく解説 

僕がこのテキストの解説が非常に良いと思う理由として、「不正解の理由」が詳しく説明されている、という事があります。 

どういう事かと言うと、例えば↓のような問題 

All city bus passengers should exit through the rear door,—— passengers with small children and strollers. 

(A) even though 
(B) furthermore 
(C) in spite of 
(D) except 

この問題の正解はDなのですが、その解説として 

  • 後に続くのが名詞なので空欄に入るのは前置詞 
  • Aは接続詞だから違う 
  • Bは副詞だから違う 
  • 残るはCかDだが、文脈からDが正解 

という具合に、「正解がどれか」というだけでなく、「他の選択肢がなぜ不正解なのか」ということを実に詳しく解説しているのです。 

Part5では「見ただけで正解できる」問題も多いと書きましたが、もともと英語が得意な人ほど感覚で答えて正解してしまっている人も多いと思います。 

しかし本来であれば、なぜその選択肢が正解なのか、なぜ他の選択肢が不正解なのかが、感覚ではなく理論的に解っていなければ、応用問題が出たときに対応できず、スコアを落としてしまいます。 

そういったことが無いように、普段感覚で解いてしまっている中〜上級者の人にもこのテキストはオススメします。 

オススメの取り組み方 

とは言えこのボリューム。 

頭から順番に学習していくには相当な時間と根気が必要になります。 

そこで、僕のオススメの学習法は、まずは本体を1日1カテゴリーくらいのペースでザッと最後まで学習します。 

その次に別冊の1000本ノックを持ち歩きながら1日20問ずつくらいのペースでひたすら解答&答え合わせをしていきましょう。 

なお、重要なのは答え合わせなので、必ず解答と同じ日に答え合わせをするようにして下さい。 

ちなみにTOEICを毎回受験している著者の統計によれば、Part5のパターン別の平均出題数は下記のとおりらしいです↓ 

なので、試験まで時間が無い場合は出題頻度の高い「品詞問題」「動詞問題」「前置詞問題」あたりを重点的に学習すると良いです(「語彙問題」は、とにかく覚えるだけなのでこのテキストでは取り上げていません)。 

まとめ 

というわけで「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」のポイントをまとめると 

  • 満点常連の著者による、Part5の全出題パターン完全網羅 
  • 正答するための最低限の解説と、圧倒的な問題量 
  • 学習シーンを想定した持ち歩きやすい別冊「1000本ノック」 

と、Part5対策としてはこの上ない内容になっています。 

冒頭でも書いたとおり、Part5は勉強した事がいちばん結果に繋がりやすいPartだと思います。 

頑張れば全問正解も夢ではありません。 

そのためにも、圧倒的な問題量を誇るこの「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」で、確実に対策をして臨みましょう。 

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