留学なし・海外経験なしで英会話を身につけるなら絶対に買うべき本|「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」

突然ですがあなたは次の日本語をすぐに英語で言えますか? 

「これは良い本です」 

え?バカにするなって? 

ですよね。 

正解は 

This is a good book. 

です。 

ではこれはどうでしょうか。 

「お母さんが中国人のその少年は中国が話せますか?」 

どうでしょうか。5秒以内に言た人は英会話は得意な人だと思います。 

かつての僕だったら、 

「えーと、疑問文だから最初はCanだよな。それで、主語はこの場合、少年だからthe boyか。 

Can the boy whose mother is chinese can、あ、canは最初に言ったか・・・」 

のように、たどたどしく文を組み立てていました。 

正解は 

Can the boy whose mother is Chinese speak Chinese? 

です。 

単語自体は死ぬほど簡単ですし、文法も中学校で習うものしか使っていませんよね。 

しかし、これがすんなりと出てくる人は、大学を卒業した人やTOEICで800点以上取っている人も、そう多くはないのが現実ではないでしょうか。 

実際ぼくも、TOEIC800点取ったのにぜんぜん英語が話せない・・・という経験をしていました。 

このレベルの簡単な英文ですら、さっき書いたように、段階を踏んで日本語から英語に変換しながらでないと喋れなかったのです。 

そんな、僕を含む多くの日本人の英語学習者を救ってきた必読書が、今回紹介する「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」です。 

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「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」基本構成 

瞬間英作文は、中学生レベルの簡単な英文を反射的に口から出るようにするためのトレーニングです。 

例えば、先ほど挙げたような「This is a good book.」から始まり、 

すこし複雑な文章まで、 

日本語 → 英文 

がひたすら羅列されています。 

これをひたすら暗記し、さらに付属のCD音声で「日本語→沈黙→英語」を聴きながらシャドウィングを繰り返します。 

これにより、自分が言いたいと思った日本語がスラスラと反射的に英語に変換できるようになります。 

この本には、これまで難しい英文読解や単語の暗記に取り組んできた人からすると、拍子抜けしてしまうような簡単な英文ばかりが並んでいます。 

しかし、著者も書いていますが、日本の英語教育は文法や語彙を覚える学習的な側面にばかり注力しすぎているのです。 

スピーキングの上達に必要なのは学習で獲得した知識を知識で終わらせずに自在に使いこなせるようにするトレーニングとしての側面なのです。 

中学で習う英文法をスラスラと言えるように 

中学レベルの簡単な英文法と言っても、例えば次のような文法が並んでいます。 

例えば比較級では 

「あの少年たちはこの少年たちと同じくらいの年齢ですか?」 

のような文章があります。 

これなんかは、 

  • 普段使い慣れない原級比較(as ~ as) 
  • 複数主語 
  • 疑問文 

ということで、かなり慣れた人じゃないと反射的にいうことは難しいと思います。 

ちなみに、すでにひと通りこの本を学習した僕でも、このレベルの文章をいきなり英語で言おうと思うと、3秒くらいかかってしまいます。 

つまり、反射的に言えているわけではなく、頭の中で組み立てながら話しているわけです。 

それではまだまだトレーニング不足ですね。 

こうした少し複雑な日本語も、パターンを暗記して何度も口に出して、頭と口に定着させることで反射的に英語が話せるようにするのがこの「瞬間英作文」のトレーニングなのです。 

海外に行かなくても、成長が目に見える 

この「瞬間英作文」でトレーニングを積んだことにより、僕のスピーキング力は飛躍的に向上しました。 

この本を何度も実践した後、ある英会話スクールのグループレッスンに参加したのですが、そこでは「英語綺麗ですね」と褒められることが多かったです。 

また、他の人の間違い、例えば、 

  • 過去形を現在形で言ってしまう
  • 三単現のsのつけ忘れる

といった、自分もかつて良くしていたような間違いに気がつくようになりました。

今ではそうした間違いはほとんど無くなりました。 

やはりこの「瞬間英作文」のトレーニングのおかげだと思います。 

まとめ|「留学なし・海外経験なしで英語を身につけるなんて無理なのか…」そう思っている人へ 

著者は日本人の英語について、ネイティブですら敬遠するような難解な英文が読めるのに、簡単な会話すらままならないというのは悲喜劇、と書いています。 

全くその通りですよね。 

中学から高校で少なくとも6年間、大学まで入れたら多くの人が約10年近くも英語を学習するにもかかわらず、日本人は絶望的に英語が話せません。 

「こんなに勉強したのに話せるようにならないなんて、やっぱり留学や海外に住まないと英語を話せるようになんてなれないのか・・・。」 

そう思う人もいるかも知れません。 

しかし、著者の言葉を借りれば、留学や長期間英語圏で暮らすことがなくても、簡単なトレーニングをするだけで日本だけで英語は話せるようになるのです。 

それが、簡単で短い文章をひたすら反射的に日本語→英語に変換する「瞬間英作文」のトレーニングです。 

以前に紹介した「どんどん話すための中学英語55の定番動詞」でも同じですが、やはり簡単な英語で話す、というのは日本人にとって不足している考え方であり、だからこそスピーキング向上のために非常に有効なアプローチなのです。 

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