超初心者向け問題集!|「世界一わかりやすいTOEICテストの授業[Part5&6文法]」

こんにちは。英語参考書レビューサイト「Eテキ!」管理人のヒロポン(@E_Teki_2019)です。

今回紹介するのは、TOEICで「文法問題」と呼ばれるPart5・6の、初心者向けテキスト「世界一わかりやすいTOEICテストの授業[Part5&6文法] 」(以下「世界一わかりやすいTOEIC英文法」)です。 

Part5・6は、長文問題のPart7に比べ、読まなければならない文章も短いため、比較的、焦りやコンディションに左右されずに正解できる、初心者でも得点しやすいPartだと思います。 

今回紹介する参考書は、そんなPart5・6を確実に得点したい初心者の方にオススメです! 

なおこちらの「世界一わかりやすいTOEIC英文法」ですが、目安としては600点未満の人にオススメします。 

既に600点以上取れている人はもっと難しくてボリュームのある、「出る1000問」などの問題集をオススメします。 

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「世界一わかりやすいTOEICテストの授業[Part5&6文法]」|基本構成

それでは、「世界一わかりやすいTOEIC英文法」の基本的な構成から見ていきましょう。

内容はPart5とPart6の対策が半々になっており、それぞれ 

攻略法 → 例題 → 演習

という構成になっています↓

それぞれの具体的な分量はこんな感じ↓ 

攻略法では、Part5とPart6がどんな問題なのかをそれぞれ10ページ前後でシンプルに解説↓ 

その後、例題と演習で実際の問題に慣れていくスタイルです。 

問題数としては100問にも満たず、かなりボリュームは少なめとなっています。 

その代わり、解説が非常に丁寧で、例題と演習では1問につき1ページ分の解説が掲載されています。 

例題や演習の解答を通して、英文法の要点と、TOEICでのスコアの取り方をポイントを抑えて解説しています。 

なお演習問題では、難易度の目安が表示されており、重点的に取り組むべき問題と、優先度を下げても良い問題が一目でわかるようになっています↓ 

さらに巻末には、英文法を学ぶ上でTOEIC対策のために必要な項目が一覧でわかる『「文法勉強法」ワンポイント』が付いています。 

これを見れば、膨大な文法の学習範囲の中から、TOEICで600点レベルを取るために必要な項目を優先順位をつけて学習することが出来るようになります。 

このように、「世界一わかりやすいTOEIC英文法」は、量をこなすタイプの問題集というよりは、問題形式と解き方に慣れるための、初心者向けのテキストだと言うことができます。 

あくまでも「意味」よりも「形」で解く 

なお、Part5では問題のパターンを大きく「品詞問題」「文法問題」「語彙問題」の3つに分類して解説。 

Part6ではPart5の3パターンに加え、時系列や、話のつながりから適切な接続詞を問う「文脈問題」についても解説しています。 

また、この本ではあくまでも「意味」よりも「形」で解くということを推奨しています。 

「意味よりも形で解く」とは要するに、英文の意味が完全にわかっていたとしても、文法的な正しさ=「形」がわからなければ正解することはできない、ということです。 

逆に、Part5・6においては、文法的な正しささえわかれば、単語の意味がわからなくても正解できる問題の方が実は多いのです。 

「知らないと解けない」と思われがちな Part5・6ですが、実は「考えればわかる」問題も多いのです。 

「英文は普通に前から読むべき」

またこの本の特徴の1つが、 

英文は空欄の前後だけ読むのではなく、前から普通に読むべき 

としている点ですね。 

理由として、確かに Part5・6には空欄の前後を読んだだけでわかる問題もあるのですが、実は7割くらいの問題はそれでは解けないのです。 

空欄の前後だけ読む → 解けない → 結局前から読む

となると、ストレスになりますし、何より読み返す事で余計に時間がかかってしまいますよね? 

また、先に選択肢を見ると勘違いを起こしやすいものもあるので、まずは選択肢をよりも問題文から読むことを推奨しています。 

というわけで、この本では Part5・6においても、問題文は素直に前から全文読む事を推奨しています。 

これには僕も、経験上、完全に同意します。

たしかに飛ばして読めばそのぶん早く読み終わりますが、誤読も多くなり正答率も落ちるので、間違いなく、問題文は前から全文読んだ方が良いと思います。

まとめ|初心者〜600点狙いにはこれ以上なくわかりやすい内容の問題集

いかがでしたでしょうか? 

ここまで紹介してきた「世界一わかりやすいTOEICテストの授業[Part5&6文法]」についてまとめると、 

  • 初心者(600点未満の人)向け 
  • 解説が超丁寧でわかりやすい 
  • そのかわり問題数は少なめ 

という感じです。 

正直に言うと、既に900点を超えている自分から見ると、「内容薄っす…」と思ってしまいます。 

が、それは当然のこと。 

参考書にはそれぞれ、想定の目標スコアがあります。 

この本の想定は600点未満の初心書の人たちです。

英語の基礎的な知識がまだない初心者が、いきなり「でる1000問」のような分厚い問題集に取り組んでも、ボリュームが多すぎて途中で挫折してしまう確率が高いと思います。 

そんな人には、このくらい問題数が少なくて、解説が丁寧な参考書の方がオススメです。 

まさにこれから英語を勉強してTOEICに挑戦する、という人が、Part5・6の傾向に慣れるための参考書がこの「世界一わかりやすいTOEICテストの授業[Part5&6文法]」なのです。 

この記事が皆さんの参考になれば嬉しいです。 

それでは、ヒロポン(@E_Teki_2019)でした。 

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